先生の 救急メモ
応急処置の基本は、 RICE(ライス) |
Rest : 安静にする ● なぜ安静にするとよいのか 動くと血流がよくなり、はれや痛み がひどくなる。筋肉や靱帯、骨など に損傷があるとき、無理に動かすと よけい痛めることがある。 ● どのようにするか けがをした人が、一番楽な姿勢で 安静にする。姿勢がとりにくいときは 三角巾やタオルなどで固定するとよ い。 |
Ice : 冷やす ● なぜ冷やすとよいのか 冷やすと血管が縮んで、内出血や炎症 をおさえ、はれや痛みがかるくなる。 ● どのようにするか 水を入れたビニール袋などで冷やすの がよい。(冷湿布剤は、冷やす効果が低 い。逆に冷却スプレーは。強すぎて凍傷 をおこすこともあるので注意。) ☆はれや熱、痛みがなくなったら、冷やす ことをやめた方がよい。 |
Compression : 圧迫する ● なぜ圧迫するとよいのか 圧迫することで、血液のしみだす (内出血)のを防ぐ。これによって、 はれや痛みが軽くなる。 ● どのようにするか 軽く圧迫するように、弾性包帯を 巻く。強く巻きすぎたり、布テープを 使っていると、はれがひどくなってき たとき神経も圧迫されて、よけい痛 みがひどくなるので注意。そんな時 は、一度ゆるめて巻きなおす。 |
Elevation : 高く上げる ● なぜ高く上げるとよいのか 患部を心臓より高く上げて、患部に流れ こむ血流をおさえぎみにし、また血液の うっ滞をおさえる。これによって、内出血 やはれ、痛みをやわらげる。 ● どのようにするか 患部が心臓より下のときは、クッション などを患部にあてて寝かせて、心臓より 高くする。 |